レイアウトを考える時に常に独創的でユニークなレイアウトである必要はありません。それどころか訪問者の多いサイトを見れば、多くのサイトで似たようなレイアウトが採用されています。それは偶然でも手抜きでもありません。そこには次のような利点があるのです。

  • 使いやすさ

よく使われているレイアウトがよく使われるようになったのは、ユーザーに有用であることが確認されたからです

  • 親しみやすさ

既視感は良いユーザー体験の助けになます。訪問者は見慣れた位置に期待する機能があることで安心感を覚えます。そして、固有のデザインに気をとられる代わりに、コンテンツの理解に時間を使えます

  • つくりやすさ

既存のレイアウトの再利用は時間を節約します。デザイナーはレイアウトの試行錯誤に費やす労力を削減でき、ユーザー体験に直接影響する視覚的な階層などデザインの他の側面に集中できます


<代表的なレイアウト>

シングルカラム

メリット

1カラムはサイドバーを配置しないため、コンテンツに集中してもらいやすいという点が大きなメリットです。サイドバーのメニューや広告に気を取られないため、コンテンツをじっくり読んでもらいたいサイトに向いています。

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2カラム

メリット

2カラムは1カラムと違ってサイドバーを配置できるため、他の記事も見てもらいやすいというメリットがあります。Z字に視線が動くときにサイドバーが目に入るので、他のコンテンツに気づいてもらいやすいためです。

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固定サイドバー

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スプリットレイアウト

メリット

たとえば、問い合わせの件数を増やしたい場合、ページ下部に配置するよりも固定サイドバーに配置した方が目につきやすくなります。コーポレートサイトのようにブランド名や会社名の認知度を上げたい時など、見てもらいたいコンテンツが決まっているサイトに向いています。

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グリッド(カード型)

メリット

1ページに多くのコンテンツを見せることが出来るのがこのデザインです。「Pinterest」のような画像がメインのサイトと相性が良く、ビジュアルでアピールしやすい点がメリットです。

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ノングリッド(ブロークングリッド)

メリット

「重ねる・ずらす」を使って、綺麗に整えられたグリッドレイアウトをあえて崩すことによって、オリジナリティを演出するデザインの手法です。

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ヒーローヘッダー

メリット

写真や動画などを画面一面を使って表示させる事でユーザーに強烈な印象を残すことができます。

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